長年治らない肩こりの大きな原因5つとは

肩こりには必ず原因があります。

「生まれつき」とか「治らないもの」ではないので絶対に諦めないでください。

ではまず大きな原因5つを解説していきます・

姿勢が悪い

基本的に肩や首がこる人は、悪い姿勢が習慣化しています。

デスクワークや歩いている時に猫背になってしまい、

「あっ。姿勢悪いな」と思って姿勢を正す人はたくさんいると思いますが、たまに姿勢を正す。

でも意識しないと、元に戻る。

これで姿勢が治ると思いますか?

頭は体重の8〜13%の重さがあるといわれています。だいたい(5キロか6キロぐらい)

そんな重い頭が猫背で前にずーっと出ていると、それを支える首や背中はずーっと緊張しています。姿勢を改善しないかぎり、いくら凝っているところを揉んでも、肩こりは良くならないです。

もちろん姿勢がそれほど悪く見えなくとも、肩こりの人はいます。猫背だけが悪い姿勢ではないので、どこが悪いのか知る必要があります。

眼精疲労

パソコンやスマホの画面をずっと見ていると、目も疲れてきます。

目が疲れると、目の奥の筋肉や頭の筋肉、首の筋肉がしんどくなり、肩のこりに繋がってきます。

冷え

身体の冷えも肩こりに繋がります。

筋肉が冷えると、血の流れが悪くなります。血の流れが悪いと筋肉の硬さも強くなるので、肩こりが悪化します。女性に肩こりで悩む方が多いのも、冷えが女性に多い症状だからです。

また、寒いと肩をすぼめるような動きも多くなるので肩が凝ってしまいます。

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運動不足

普段から運動しない人は肩こりになりやすい傾向にあります。筋肉は使わないとどんどん硬くなっていくので、少し肩を回す程度の運動でもいいので、肩首の筋肉を使ってあげると良いです。

特に、日常生活で腕を肩の高さよりも上に上げる動作って少ないですよね。

足の筋肉が「歩く」という動作により、日常的に使われているのに比べ、肩の筋肉が活躍する機会は少ないんです。

ストレス

ストレスという言葉は非常に意味が広いので、あまり好きな言葉ではないんですが、たしかにストレスも肩こりを悪化させると言えます。

「ストレスで胃が痛くなる」ということが良くありますが、人間の内臓機能はストレスと非常に関係が深いです。

内臓の不調は、膜を伝わり筋肉にも影響してしまうので、肩や首のコリも強くなります。まぁストレスは、身体よりも精神的に良くないのですからね。

 

以上長年治らない肩こりの原因5つでした。

次は肩こりの対処法5つを紹介しますね。

 

筋肉に硬結ができる原因(むずかしめ)

筋肉のゴリゴリは、硬結によるものだということは説明しました。

ざっくり言うと、血流が悪くなったり、栄養素が行かなくなったりして硬結というのはできてしまうんですが、今回はさらに掘り下げて、筋肉の硬結・コリについて説明していきたいと思います。

 

筋硬結の始まりは

筋硬結とは、1843年ベルリンの内科医であったFroriep氏がリウマチ患者の筋の中に「有痛性の硬い塊」を発見し、報告したのが始まりだと言われています。

結構昔に発見されてんですよね。

 

大きな特徴は、

  • 局所的に生じる(筋肉”全体”には現れない)
  • 圧迫した時に”強い痛み”を感じる。
  • 筋肉の方向と”垂直”に皮膚を滑らせたときに、直接触ることができる。

 

そもそも筋硬結とは、筋線維の膠着(こうちゃく)状態です。

膠着とは「ある状態が固定して、動きがなくなること」という意味です。

 

筋硬結発生のメカニズム

筋収縮の仕組み

  1. 収縮しろ!という電気信号
  2. 筋小胞体に指令が伝わる
  3. カルシウムイオン放出
  4. アクチン繊維とミオシン繊維が連結
  5. 筋収縮!!

この順番で脳からの指令が伝わり、筋肉が収縮します。わかりにくいので図にします。

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筋肉内のカルシウムイオン(Ca +)の濃度が高くなるとミオシン繊維がアクチンを引き込み収縮が引き起こされます。

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鍵になるのはカルシウムイオン

筋小胞体からカルシウムイオンがやってきて筋肉の収縮が引き起こされるわけですが、カルシウムイオン濃度が高いままだと

アクチン繊維とミオシン繊維がくっついたまま

になってしまいます。これがとっても大変。くっついたままになっていると必然的に筋肉は癒着していきます。

癒着が進めば進むほど

血行不良

酸素不足

エネルギー不足

痛み発生物質放出

やがて筋硬結の出来上がり。

となります。

大体は筋硬結ができる前段階で、肩こりや腰の張りとして感じることができますが、筋肉を癒着させないよう身体のメンテナンスをしていくことが大切です。

 

対処法はまた。

 

 

 

肩こりって何

肩こりって何シリーズ。

まずは、「コリ」というものについて説明しましょう。

コリとは

実のところ「コリ」というものは医学的にはっきりと解明されていません。筋肉痛もなぜ子供には起こらないのかもはっきり分かってなかったりして、筋肉についての研究は全く進んでいないんです。

 

なぜなら「肩こりで人は死なないから」笑

 

冗談みたいですけどこれは本当の話で、ガンとかHIVとか感染症とか再生医学とか人の命に直結する医学というのはいろんな研究が進んでいて日々進歩しているんですが、筋肉はほったらかし。

 

とは言っても、最近はスポーツや健康寿命への関心がすっごく高くなってきたので研究も進んでいくことでしょう。…進むことを願っています。

 

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とはいえ、ざっくりとは何なのかわかってます。

医学的には筋肉のコリコリしてるやつとか、ガチガチになってるやつを

硬結(こうけつ)

と言っています。

筋肉は筋繊維(きんせんい)という細胞の束でできていますが、何らかの原因によってそれらの細胞に栄養がいかなくなったり、血液の流れが悪くいなったり、筋肉を動かす神経の働きが鈍くなったりすると、筋肉に硬結ができます。

 

筋肉も細胞なので、栄養がいかないとボロボロになっていきます。

 

基本的に硬結は押すと痛いです。

マッサージなどはこの硬結を押して、無理やり血液の流れを改善して、ほぐしていきます。

が、

正直なところ硬結(筋肉のコリ)をほぐすだけでは、肩こりは治りません。押した後は良くなるけどまた硬結ができます。

そもそもの身体のバランスを治さない事には硬結は無くなることはありません。

 

  • 筋肉に硬結ができる仕組み(上級者向け)
  • 血液の流れが悪くなる原因
  • 神経が絞扼される原因

 

次はこんな話もしていきます。